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九九の暗記はスタート早め、ゴール長めで

普段、RAKUTOでは学校の学習をドンドン先取ろう!とアドバイスする事はあまりありません。

それは、学校の指導要領や教科書の単元を見ると、やはりよく出来ていて、子どもの発達をちゃんと考慮して、多くの子が負担ないように学ぶ順番が組まれているからです。

 

そんな中、九九は数少ない早めにとりかかるのがおすすめな単元です。

やればやった分だけ結果が出やすく、本人も自信を持って授業を受けられますので、学校で九九が始まる前に、一通り九九を覚えてしまうのがいいと思います。

2年生になったら、少しずつ覚え始めて、夏休みには2学期の予習として取り組むなど、時間をかけ余裕を持って準備するのがおすすめです。

早めに準備しておけば、学校で九九の単元がもう終わるのに全部覚えきれなかった!なんて焦らずに済みますし、学校の進度とは関係なく九九はお家で練習するものだと習慣付けしておけば、その後、学校の学習が終わったとしても、お家での復習も継続しやすくなります。

 

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九九を覚えたら

学校で単元が終わっても、九九の練習は続けてください。

最低でも3年生に上がるまでは、毎日、復習しておくのがおすすめです。

2年生の2学期に覚えたはずの九九を3学期でごっそり忘れ、3年生に上がってわり算がおぼつかないなんてことを防げます。

 

どのレベルまで覚えるのか

最終的な九九の役割は計算を楽にすること。

ではどれくらいのレベルだと実際のわり算や筆算といった計算で使えるのかというと

それは瞬時に答えられる!までです。

答え出すまでに3秒かかっていたら練習はまだ継続だと思ってください。

ちょっと厳しいでしょうか?^^;

でも実際三桁×二桁の計算の場合、九九を6回使います。

もし思い出すのにそれぞれ3秒かかっていたら、18秒に加えて筆記や足し算の時間が必要になる計算・・・。

日々の計算1問にこれくらいの時間がかかってしまうと本人の負担感はかなりのものになります。

お母さんと競争だ!なんて楽しく九九のスピードをあげるようにしていきましょう。

継続は力なりです。ちゃんと取り組めば、どんな子も3年生になる頃には九九は安定して出てくるようになっています。

 

中学受験を見据えるならば

計算大好き!、まだまだ余力がある!とか、中学受験をするかもという子は

11×11=121、12×12=144、13×13=169、14×14=196などいわゆる平方数といわれるものも一緒に覚えてしまいましょう。

20×20くらいまでは暗記してしまうといいと思います。

円の面積を出したり、正方形の面積を求めたり、様々な分野の問題で使えます。

計算の時間を短縮できますし、「平方数」に気づくかどうかが解答へのきっかけになる問題も頻出です。

そして、何より算数好きな子は、こういう数字が純粋にとっても好き!

教えてあげると、ニヤ〜リと大喜びする子も多いんです。

これは大人にはわからない感性ですね。

 

やっぱり基本は大事、そして継続は力なり

実際に、みさせてもらっている生徒さんでも、高学年になって計算にとても時間がかかる、苦手だという子は思いきって九九まで戻って練習してもらうこと、実はよくあるんです。

そんな子でも九九がしっかり瞬時に出てくるレベルになれば、結果的に2ヶ月ほどでどんな計算をさせても、正確になりますし、スピードは倍以上に上がります。

本人も今までとは別人のようにスラスラ、速く解けるようになるので、学校の宿題や課題をやるのがとっても楽。

(イヤイヤ長時間やっていた時とは別人で、「簡単や!スグ終わらせられるし」と喜んでいたのを思い出します。)

とはいえ、学年が上がっていると低学年の時よりも本人が努力しないとこんな逆転劇は起こりません。

ですから、時間があって、特に記憶力にも優れている低学年のうちにキッチリおさえておくのがやっぱり吉だと思います。

 

九九のお話、どうぞ参考になさってくだされば嬉しいです。

 

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