来月に開催される漢検。受験するお子さんは、試験勉強もいよいよ大詰めになってきたのではないでしょうか?
今回は、漢字を学ぶ時にぜひ知っておいていただきたいお話です。
漢字を学ぶメリット
日本語はひらがな、カタカナ、漢字と、使われる文字の種類が多彩な言語です。
なぜ、こんなにいろんな文字が使われているのでしょうか?
それはかんじをつかいこなせば、ぶんしょうをよむのがらくになるし、ふくざつなこともつたわるから。
それは漢字を使いこなせば、文章を読むのが楽になるし、複雑なことも伝わるから。
同じ文章を漢字なしで、ひらがなだけにしてみました。
ひらがなだけの文章はとても読みづらく、意味を取りにくく感じませんでしたか?
文章を読む、理解するための漢字。
難しい漢字が書けることよりも、読めることの方が優先度が高いです。
なぜなら漢字が読めないと、教科書を読んでもよくわからない。なんてことが起こるからです。
実は漢字の方がひらがなより簡単。読むだけなら・・・。
ヒトの記憶は意味があることの方が覚えやすくできています。漢字には形と意味に関係がありますが、ひらがなには形と意味には何も関係がありませんよね。
ですから子どもにとって書くことは難しいですが、漢字の方が覚えやすいんですよ。
まずは読みから勉強をすすめる
学校で習っていない漢字でもどんどん読めることを目指しましょう。
そして、この読みの先取りは漢字ドリルではなく絵本や本を使ってください。
表現の中で、実際に使われている漢字にたくさん触れさせることにポイントがあります。
まずはお子さんと一緒に読んで聞かせてあげてくださいね。これは低年齢であればあるほど効果があります。
年齢相当の本だと上級の漢字が使われていないものが多いので、本を探すのが難しい場合、始めはRAKUTOの国語教材からお子さんが好きなお話を選んでもらってもいいですね。
(目的にあった市販の本や参考書ももちろんありますので、ご興味がある方は担当の先生に聞いてください!)
次第に分からない漢字や言葉を推理するクセがついてくれば、いろんな本を自由に選べますし、親御さんがずっと付き添う必要もなくなってきますよ。
(もちろん高速リスニングクラブへの参加もgoodです!こちらは親御さんが読んで聞かせてあげる必要もありませんので、ハードルが下がりますね。)
RAKUTOでガンガン漢字を使っていた理由
RAKUTOの教材ブック、先生の板書を見ていただくと、実は学年関係なく漢字を使うべきところは漢字を使っていることがわかると思います。
授業や宿題でいわゆる漢字の練習はありませんが、学ぶために必要な下地づくりをこっそ〜り、お子さんたちには負担を感じさせずにやっています。
RAKUTOのカリキュラムには本当、こういった見た目には分からない一石二鳥、三鳥の効果があるメソッドがたっぷり散りばめられています。すぐに効果が出てくるもの、長く継続して花開くもの多々あります。
少しずつそういったことも、皆さんにご紹介していきたいと思います。