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子どもを作文ぎらいにしない4つの方法

2019年最後の作文講座。

昨年は全然、書けなかった男の子が、今年は「先生どんどん書いていい?」と休み時間、授業後、さらにその翌日も書き続け、授業以外で書いたものが用紙10枚以上。

毎回、講座に出席してくれて、いつの間にか作文が好き!そして今年は、県コンクールで受賞した女の子。

作文なんてぜ〜ったい書かない!って言っていた男の子も、講座後、冬休み中に続きを書き続け、物語(しかも大作!)を完成させて持ってきてくれました。

 

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今年はあまり書けなくても。短いささやかな文章だったとしても。

私たち講師の目から見ると、「お、このまま行ってくれれば来年、再来年、爆発するなあ。」そんな子もたくさんいました。

お子さんたちの変化を年単位で見続けてきて思うのは。

考えること、意見を持つこと、アイディアが出せるならば、正しいアプローチをしてあげれば、文章は必ず書けるようになるということ!

(逆に言えば、書けないのは、何か間違った方法でアプローチさせてるということなんですね^^)

そこで、今回はご家庭でも実践できる作文ぎらいにしないポイント、ちょっと意識していただきたいことをまとめてみました!

 

作文ぎらいにしない4つのポイントその1:その子に合ったテーマを選ぶ

プロの作家だって得意、不得意なテーマがあります。

作文を練習するなら、まずは得意なこと、好きなこと、書きやすいテーマを選んであげてください。

家族で行った旅行、友だちと遊んだ話、自分が大好きな生き物の飼育方法の話、乗り物の話・・・

お子さんがキラキラ顔になって、どんどんお話が盛り上がるテーマを選んでください!

ここで話があまりふくらまないのなら、別のテーマに切り替えてしまってもOKです。

(ちなみに夏休みの宿題で定番の読書感想文は作文の中でも、実は難しい部類です。いきなり作文の練習としてご家庭で取り組むにはオススメではありません^^;)

 

作文ぎらいにしない4つのポイントその2:アイディアや考えを深掘りする

IMG_0217いきなり作文用紙に向かって書き始めていませんか?書くことと、考えることを同時にしないのがコツです。

いわゆるブレインストーミング、アイディア作りの時間を持ってみてください。

ここでのポイントはお子さんの話をぜったいに否定しないこと!アイディアは否定されると全然、出てこなくなっちゃいます。あくまでもこの時間は、1に楽しく、2に楽しく、3、4がなくて5に楽しくで^^

ここでは大人はインタビュアーになってどんどん聞き出してあげましょう。聞いた内容を、大人がメモしてあげるのもいいです。お子さんには考えを話してもらうことに集中させてあげてください。

アイディアがたくさん出ますから、書くネタがどんどん増えてくるはずです!

 

作文ぎらいにしない4つのポイントその3:作文の”長さ”にこだわるのをやめる。

長い作文が最初から書けなくても、作文は必ず上手になります。むしろ長さより大事なのは、文一つ一つの正確さと、全体の構成です。

文の正確さは、誰が何をどうした。まずはこれをきちんと書くこと。

構成は、「はじめに」、「それから」、「さいごに」の3段構成で。よく起承転結と言われますが、4段階の構成は無駄に長くなりやすく、論理的な文章が書きにくいです。書き慣れていないお子さんはまずは3段構成で書いてみましょう。

短くても論理的に正しい日本語が書けていれば、年齢が上がって自然に語彙や表現力が増えた時に、肉付けが自在にできるようになっています。

逆に論理的に正しい文が書けないままだと、いくら語彙が増えても文に肉付けができません。

 

作文ぎらいにしない4つのポイントその4:書いているときの勢いを止めない

ついつい、もっと綺麗な字でとか、漢字を使って!とか、てにをはが間違っている!とか書き直しさせたくなりますが、ちょっとそこは我慢して。

まずはキリのいいところまで書かせてあげて、細かい誤字脱字はあとで、さらっと指摘してあげる程度にとどめましょう。

ネチネチやると、作文を見せてくれなくなりますので、お子さんのメンツをつぶさないように本当にここはさら~っとでお願いします!

 

作文キライな子が少しでも少なくなりますように・・・。

4つのポイントいかがでしたでしょうか?

残念ながら多くのお子さんは、作文用紙を渡され、○○字書いてと言われるだけで、作文をどうやって書くのか知らないのが実情。

これではキライにならない方がむずかしいですよね。

4つのポイントを知っていただいて、ご家庭での声かけ、取り組みの参考にしてみていただければうれしいです。

 

 

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