今年も6年生がRAKUTOでの学習を終えて、卒業していきます。年長から、小学1年生から、小学4年生から・・・とスタート時期は様々。
そして、中学受験に向けて、やむなく途中でRAKUTOを卒業した子や、RAKUTOでの勉強と受験勉強を両立させて卒業を迎えた子、地力をつけ地元中学へ進学する子など、学習環境も様々です。
RAKUTOで小学生の時期を過ごした子たちを紹介したいと思います。
教室では無口だけど、作文では饒舌になるYくん
3年生から通い始め、6年生ではJUMPコースで学んだYくん。
4月からは咲くやこの花中学へ通います。
HOPコースでは当時担当の先生から「無口だけど、いつもひっそり手を挙げてる」と評された硬派なYくん。理科や社会、算数など情報やデータに基づいて考えることはYくんに合っていたようで、STEPコースでの学びを面白いように吸収していきました。
彼にとっての障壁（？）は、自分自身の考えや気持ち、体験からの学びを言語化すること。比較的早い段階で公立中高一貫校への進学を希望していたこともあり、お母様も記述力について心配されていました。
季節講習の作文講座を繰り返し受講し、STEPコースでの文章読解や構成の分析などで記述の基礎を着実に身につけていったYくんは、6年生のJUMPコースで自らの障壁を鮮やかに打ち破ってくれました。自分の強みとなる体験や感情を言語として表現するため、Yくん自身の考えと文章から受ける印象に差はないか、どう表現したらYくんの考えが適切に伝わるのか、ディスカッションする時間はとても楽しい時間でした。そして、同じテーマでも納得いくまで何度でも書き直す地道な努力が素晴らしかったです。
授業で書く作文や受験対策で書く作文には、当然ながら指示される課題があり、字数制限があります。
きっと彼はそれが窮屈だったのでしょう。RAKUTO最後の授業では、今年1年間、彼が書き続けたテーマの総決算といえる作文を字数制限無しで書きあげていました。
お母さまも、とても感激しておられました。（私も、読みながら泣きました）
実はYくんのお姉ちゃんも、RAKUTO卒業生で、咲くやこの花中学進学にしています。
RAKUTOの学習スタイルを身につけ、自由な発想で自分の考えや情報をまとめ上げ、アウトプットする姉弟。
勉強だけでなく、お姉ちゃんはあるアイディアコンテストで入賞し、弟はけん玉世界大会にエントリーと、この姉弟、最強です！
お母さまへ
Yくんのお母さま、折に触れてけん玉動画を見せてくださったり、教室では寡黙を貫いたYくんの意外な一面を教えてくださったり、楽しいサポートをくださってありがとうございました！多様な面を共有くださったからこそ、Yくんとの作文ディスカッションがより意義のあるものになったと思います。
また、Yくんの記述力向上を信じてお任せくださったこと、Yくんの挑戦や成長、合格の喜びをご一緒させていただいたこと、本当にありがとうございました。
Yくんへ
世界への挑戦と受験勉強、どちらにも全力で取り組んだ最後の1年間でしたね。
「何にも手を抜かない・中途半端にしない」その覚悟を持って過ごし切ったことが、何にも代えがたい経験だと先生は思います。
もうね、どこに行っても、何をやろうとも、キミの心の真ん中にある熱があれば、なんだってやれる。間違いないです。
これからも、Yくんの熱意の向くまま、中学生活という新しいステージを楽しんでくださいね。
そして、ときどき、超絶技巧のけん玉動画を送ってくれると嬉しいな。楽しみにしています！
