算数の発想、ひらめき、思考法を楽しく身につけるには?
子どもたちも苦手・得意にはっきり分かれる図形の分野。
苦手な人からするとスラスラと問題を解いてしまうのが不思議にみえて
持って生まれた特別な才能のように思いますよね。
でも実は、頭の中でイメージできるようになるには、実物に触れる経験の仕方がカギになります。
ルールや規則を意識する習慣をつくること。
今回の授業では平面図形、多面体がテーマ。
だからといって、いきなり「工作しよう!」では算数センスはできません。
ここでも、「観察する」、「考えて分析する」という「学びのサイクル」をまわしていきます。
まずは、しっかり対象を観察することを意識してもらいながら進みます。
積み木を使い、それぞれ好きな形を作ってもらっています。
自分の作品では、1段増えると何個ずつ、ブロックは増えていくのかみんなで話し合っていきました。
考えて分析してみよう。
段が1段増えると全体のブロックはいくつ増えるのか?
数えるよりも簡単な方法はないだろうか?
こんな風に子どもたちに質問を投げかけると、考えるスイッチが入ります。
そして、さらに考えを深めるために、今回は表というツールを使って規則を探し、公式を発見していきました。
考えるサイクルを上手に回してあげると、子どもたちに考える楽しさが生まれる。
平面図形、積み木の増え方、辺の増え方、角の増え方など、今回はたくさんのヘビーなテーマをあつかいました。
にもかかわらず、「もうおしまい〜?」と子どもたちは全く疲れ知らず。
そんな姿を見ると、子どもたちにとって、自分の頭で考えることは、とっても楽しいことなんだと考えさせられます。
「学びのサイクル」を回し、作って実物を体感し、頭をフルに使ってもらった4時間になりました。