2022年5月国語の物語はとんちもの。
とんちものは、登場人物同士の駆け引きやウソ、展開が目まぐるしく変わり、いかに情報を整理しながら読めるかが鍛えられる内容になっています。
ディスカッションしながらマインドマップにまとめ、頭を整理し、どんな複雑な展開の物語でも正しく理解できる頭の使い方の練習しました。
さて今回のとんち話では、
おはぎを食べたのは、自分ではなく金仏様だと言い張る小僧さん。
金仏様を叩いてクワンクワン(食わん食わん)と鳴らす和尚さんとの知恵比べのシーンがあります。
こんな擬音語、あるある!と分かるからこそ面白く感じられるシーンです。
ところが!
教室でも笑ってる子と何が面白いの??という子と反応が真っ二つに分かれていました。
日本語は他の言語と比べて、擬音語が豊富です。
(それは日本語を学ぶ外国人泣かせなことで有名なほどです。)
以前、イギリス人の友人に
パリパリ、カリカリ、ぽりぽり、シャキシャキって英語でなんていうのと聞くと
全て、crunchy(クランチー)だと返ってきました。
でも私たち日本語話者からすると、これらは全て微妙に違う感覚を表してますよね。
擬音語をたくさん使えるというのとは、それだけ表現の幅がものすごく広がってるということです。
お風呂の水の音、お鍋でお湯を沸かす時の音、ご飯を食べるときの音。風が吹く音。
生活の中で、聞こえる音は無限にありますね。
自分で擬音語を作ってみる遊びも楽しいですよ。
辞書やドリルに載っている標本のような言葉の世界ではなく、ぜひご家庭でも生活の中で、活きた色んな擬音語を楽しんで探してみてください。