「うちの子、大人しくて学校で全然発言できないみたいです」
「周りの元気な子たちに気後れして、自分の意見を言うのが苦手で……」
RAKUTO天王寺校には、このようなお悩みを抱える保護者の方がたくさんいらっしゃいます。周りの子と比べて、「このままで大丈夫かしら」と不安になるお気持ちはとてもよく分かります。
しかし、学校で「大人しい」と言われている子が、実は誰よりも深く、ユニークな「自分の言葉」を、その小さな胸の奥に秘めていることは少なくありません。
昔、天王寺校に、ある男の子が通っていました。
学校では「大人しい」、RAKUTOでは「ファーストペンギン」
彼はいつも「自分は話すのが下手だ」「僕の言い回しはちゃんとしていないし、変なんだ」と思い込んでいました。学校の授業では、ほとんど発言しなかったそうです。
学校が求める「綺麗にまとまった正解」を言おうとすると、どうしても緊張して言葉に詰まってしまう。
そんな優しくて慎重な性格のお子さんでした。
けれど、RAKUTOの教室での彼は、全くの別人でした。
小学1、2年生の頃は、高速リスニングの音楽に合わせて楽しそうに歌い、時には踊りながら体全体で学びを表現していました。
彼のその無邪気な姿が、周りの子どもたちの緊張をシュルシュルと解きほぐしていく。
まさに、誰もが恐れる冷たい海に最初に飛び込む「ファーストペンギン」のような、クラスのムードメーカーだったのです。
大人の私から見れば、彼の放つ言葉はどれも核心を突いていて、ユーモアと個性に溢れた独特な表現ばかりでした。
相手の心を動かす、飾らない「本物の言葉」
彼は決して、おしゃべりや自己主張が苦手だったわけではありません。
ただ、テクニックで飾った言葉や、誰かに合わせるための言葉ではなく、「自分の心に嘘をつかない、本物の言葉」を大切にしたい子だったのです。
高学年になり、クラスメイトとの間で意見の食い違いや、少しからかわれるようなデリケートな場面があったときも、彼は感情的に言い返したり、黙り込んだりしませんでした。
センシティブな内容もあり、詳しくはここでは言えませんが
自分の状況や事実を、何一つ飾らず、怯まず、ただまっすぐに相手に伝えたのです。
その堂々とした「本物の言葉」の強さに、言われた相手の子も何かを深く感じ入り、以降は行動が変わっていきました。
彼は、大人が教えるどんな立派な言葉よりも、自分自身のリアルな言葉で、相手の心を動かす力をすでに持っていたのです。
守られた火種が、中学校で花開いた
小学生の間、彼は「学校では少し控えめだけれど、RAKUTOでは自分らしく話せる」という状態が続いていました。
RAKUTO天王寺校が、「ここではどんな意見も否定されない、変だと言われない」という絶対的な安心感(心理的安全性)を感じられる場所だったからです。
その後、彼は主体的な対話型学習(アクティブラーニング)を重視する中学校へと進学しました。
すると、どうなったか。
中学校へ上がった途端、彼は環境に完全にフィットし、爆発的に自分の意見を話し、周囲を引っ張る存在へと激変したのです。
もし、彼が小学生の頃に「もっと普通に話しなさい」「学校の基準に合わせなさい」と無理に矯正されていたら、彼のこの素晴らしい輝きは、自信を失って消え去っていたかもしれません。
「子供が自分の意見を言えない」と、どうか焦らないでください。
必要なのは、無理におしゃべりの練習をさせることではなく、「あなたの感じたそのユニークな視点こそが最高に面白いんだ」と全力で肯定される安心感です。
守られた火種は、ふさわしい環境に出会ったとき、必ず自ら大きくなり、周囲を照らし始めます。
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