年が明ければ、すぐ進学、進級ピカピカの一年生の季節がやってきます。
この時期に気になることといえば、新しい生活のことではないでしょうか。
そこで、今回は小学校入学前にどんな準備をしておくとよいのか、RAKUTO目線でご紹介したいと思います!
それは…
えんぴつを正しく握れること。
え、えんぴつ?って思いました?
実はたくさんのお子さんと関わっている中で、とても気になっていることのひとつなんです。
その後の勉強の取り組み方にものすご〜く影響があります。
なぜならば小学校ではほとんどの時間を文字を書いて過ごすから。
いらない力が抜けないと、少し字を書くだけで疲れてしまいますし、字の正確さにも関係します。
書くのがめんどくさい、だるい。だから宿題がイヤ、漢字や計算の練習がイヤ、板書を写すのがイヤ。
勉強がめんどくさい、キライにもつながってしまいます。
とくに強くにぎりしめて書くクセは要注意。
漢字を書くときに、”はらい”が上手くできず、”とめ”になってしまうお子さんを何人も見てきました。
当然、学校ではバツをもらって、一生懸命書き直すんだけれど、何度もやり直しさせられて。
みんな口をそろえて書くのイヤ!漢字キライ!ってなっていました。
悪い癖は一度ついてしまうとなかなか治りません。はじめから正しい持ち方でスタートできるように手伝ってあげましょう!
えんぴつを正しく持てるようになる発達の流れ
まず、えんぴつを正しく持つためには、親指、人差し指、中指の3指がうまく使えるようになっていることが大事。指先の筋力がないと正しいフォームを維持できないということなんです。
小さな丸いものを上手につまめますか?そうでないなら、3指がうまく使えていないということ。まずは細かいビーズをつまむなど指先をうまく使う練習を生活に取り入れてみましょう。
そして、多くのお子さんは幼稚園でクレヨンを使っていると思います。
ですが、柔らかいクレヨンはどんな持ち方でも絵が描けてしまいます。
ぜひこの時から正しい持ち方になっているかどうか気をつけてあげてください!
(ちなみに、まだ指先の力がない小さな子でも絵が書ける、にぎり型のクレヨンは、正しい持ち方ができるように指先の力がついてくれば、早めに卒業してしまいましょう)
便利な道具に上手く頼ろう
いざことばで教えるとなると案外むずかしい正しい持ち方。一回教えても、すぐに元の持ち方にくずれてしまったり。そんな時は、正しい持ち方をサポートする道具を上手に取り入れてみてください。
- 2B,4Bといった柔らかめのえんぴつ
- 三角型のえんぴつ、クレヨン
- 矯正器具
などなど今は便利なグッズがたくさんありますので、ぜひ活用してみてくださいね。
楽しい学校生活のスタートを!
学校では持ち方の指導はほんの少し。そして一旦ついてしまったクセを直してもらえるほど長い時間、指導してはもらえません。
入学前にぜひ正しいフォームを身につけて、楽しい学校生活をスタートしてくださいね!