「東京は、日本で一番人口密度が高いんだよ!」
そう嬉しそうに教えてくれた小学生の子がいました。知識としては完璧な正解です。
そこで私が、「じゃあ、人口密度が高いと、街や暮らしはどうなると思う? なんで大人はそんなことを調べるんだろう?」と問いかけてみました。
すると、その子はピタッと固まってしまったのです。
ここに現代の教育が抱える大きな落とし穴があります。
多くの子どもたちが「テストのために覚えること」だけを目的にしてしまっているのです。
しかし、ただ暗記しただけの知識は、使わなければあっという間に忘れてしまいます。
「地理や歴史が得意な子」は、実は覚えていない
意外に思われるかもしれませんが、RAKUTO天王寺校で地理や歴史が圧倒的に得意な子たちを観察していると、彼らは必死に「暗記」をしていません。
彼らは、知識ではなく「理屈(因果関係)」をつかんでいるのです。
たとえば、ある農産物の産地を覚えるとき、一般的な小学生の暗記勉強法であれば「〇〇県の特産品は✕✕」と何度も書いて暗記しようとします。
しかし、RAKUTOの子どもたちは違います。「この地域は山に囲まれていて、気候がこうだから、この作物を育てるのにぴったりなんだ!」という、地形や気候と、人間の暮らしの「つながり」を理解します。
理屈がわかれば、丸暗記しなくても「じゃあ、この県ではこれが作られているはずだ」と、自分の頭で仮説を立てて答えを導き出せるようになります。これが、本当の思考力です。
RAKUTOの地理だけで、中学受験塾の模試で常に優秀だった子の話
実際に、こんな生徒がいました。
その子は、中学受験塾と並行してRAKUTO天王寺校に通ってくれていたのですが、受験塾の方では「地理」のクラスを一切受講していませんでした。つまり、地理の受験対策はRAKUTOの授業(週1回)だけだったのです。
周囲の受験生が、必死に地名を暗記している中、その子はRAKUTOで「なぜそうなっているのか」という背景のストーリーを楽しみ、マインドマップで整理していました。
結果はどうだったか。
その子は、塾の模試の地理で、常にトップクラスの優秀な成績を収め続けました。
受験塾の先生や友達からは「いつそんなに地理を暗記してきたんだ?」と驚かれたそうですが、本人は暗記したつもりなどサラサラありません。「理屈がわかっているから、問題を見れば簡単に答えがわかる」だけだったのです。
「覚える」から「思い出す(想起)」へ
脳科学的に見ても、脳に知識を定着させるために重要なのは「無理やり詰め込むこと」ではなく、「必要なときに、どうやって脳の引き出しから思い出す(想起する)か」です。
ストーリーや因果関係でつながった知識は、脳の中で強固なネットワークを作ります。
だからこそ、1つのキーワードから「そういえば、あれがああなって、こうだったから……」と、数珠つなぎに記憶を思い出すことができるのです。
単発の知識をいくら詰め込んでも、応用問題や初見の記述問題が出た途端に対応できなくなります。
小学生のうちに身に付けるべきなのは、詰め込みのテクニックではなく、知識を自分でつなぎ合わせる「認知のOS」なのです。
RAKUTO天王寺校が暗記をさせない理由。
それは、暗記に頼らない方が、結果的に子どもの学力はどこまでも伸びると確信があるからです。
よくある質問(FAQ)
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Q. 学校のテストや中学受験は、最終的に暗記が必要ではないですか?
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A. 最終的な試験において知識が必要なのは事実です。しかし、「理屈を理解してから自然に頭に入る(結果としての記憶)」のと、「意味も分からず丸暗記する(詰め込み)」のでは、定着率と応用力に天と地ほどの差が出ます。理屈が頭に入っている子は、受験期の本格的な暗記作業も驚くほど短時間で終わらせます。
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Q. 暗記が苦手な小学生の、おすすめの勉強法はありますか?
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A. 「なぜ?」「どうして?」の背景(因果関係)を親子で話してみることをおすすめします。たとえば歴史なら「なぜこの人物はここで戦ったのか」、理科なら「なぜこの実験をすると色が変わるのか」といったストーリーに触れることで、暗記嫌いな子でも驚くほどスムーズに記憶できるようになります。
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Q. RAKUTOの授業では、具体的にどうやって理屈を教えているのですか?
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A. ディスカッション(D)やマインドマップ(M)を活用します。講師が答えを教えるのではなく、「なんでだと思う?」と問いかけ、子どもたち同士で仮説を立てて話し合います。自分で導き出した答えだからこそ、忘れない知識として脳に刻まれます。
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