学ぶことは、本来、人間にとって最高に楽しい時間です。
意外に思われるかもしれませんが、これは私自身が子育てをしている中での実感でもあります。
子どもと一緒に勉強する時間は、本当に楽しい。
もし今、お子さんが「勉強は嫌なもの」と感じているなら、それは本来の姿ではありません。
何かが、その楽しさを奪ってしまっているだけです。
勉強嫌いになる瞬間。教室で見てきた場面
RAKUTOで長年子どもたちを見てきて、「勉強嫌いになる瞬間」には共通点があることがわかってきました。
①兄弟がつらそうにしている姿を、間近で見ている
上の兄弟が追い詰められながら、いやいや勉強している。その姿を見て育った下の子は、「勉強とはつらいものだ」と、まだ自分で経験する前にすでに学んでしまいます。
②塾で優劣をつけられる
できない子とされることが悪影響なのは想像しやすいと思います。けれど、できる子が「負ける」ことでやらなくなるパターンも、現場では珍しくありません。
進学塾で3年生まで成績が上位だった子が、4年生になって他の子たちが力をつけてくると、徐々に成績が落ちていく。やがて親に隠れて塾そのものに行かなくなり、受験にすら辿り着けなかった。これは実際にあった話です。
③親からほったらかされている(と感じている)
これには、実際に関わりが薄いケースだけでなく、子ども自身が「見てもらえていない」と感じているケースも含まれます。
やった子とやらなかった子の違い
RAKUTOの卒業生で、塾なしで国公立・関関同立クラスの大学に進んだ子たちを見ていくと、結果は似ていても、親の関わり方には3つのタイプがありました。
ある子は、お父さんがしっかり時間を割いて勉強に関わっていました。お子さんも楽しそうでした。
別の子は、大好きな野球と両立しながら、必死に勉強に食らいついていました。受験期も野球を辞めずに頑張りました。
また別の子は、小学生の間はRAKUTOが大好き、勉強も面白い!それが一転、中学に上がると残念ながら学びはワクワクする時間ではなく、一時期は不登校や内申点の不安を抱える辛い時期もありました。でも、担任の先生に反対されながらも志望高校に進み、その後は推薦で大学にも合格しています。
3人に共通していたのは、「ずっと順調だった」のではなく、「どこかで親なり本人なりが、学ぶことに楽しく向き合う時間を持っていた」ということです。
きっかけを待つだけでは、運任せになってしまいます。
きっかけが来たときに、踏み出せる準備ができていたかどうか。そこが分かれ目でした。
今日からできること まずは一にも二にも習慣が先!
まず初めに取りかかるべきなのは”習慣”を作ること!
学習の効果と習慣づくりはフェーズを分けて考えましょう。
二兎追うものは一途も得ずと言います。同時にやると習慣化の前に勉強嫌いを加速させかねません。
量を増やして学習の効果を追っていくのは習慣化さえできていれば、さほど難しくありません。
習慣化は特別なことをする必要は全くありません。
むしろ、特別なことをしすぎるのが逆効果になることもあります。
- 短く:毎日、数分にとどめてください。長くする必要はありません。(小学生低学年なら特にもう終わったの?ぐらいの量で行います。重ねて言いますが学習効果を狙う量を確保するのは習慣化の後で。)
- 易しく:難しい課題を選ばないこと。ハードルが高すぎると、それ自体が嫌いの原因に。レベルは一人で進められるものがおすすめです。(先取りではなく復習の方が向いています)
- 環境を整える:教材をどこに置くか、いつやるかなど。いかに考えずにすぐ実行できるかがポイント。続けやすさが変わります。例えば鉛筆消しゴムは家庭学習専用のものを用意し、勉強課題とセットで配置。ランドセルから筆箱を出してくるという行動そのものを省きます。また朝ごはんの前にやる、歯磨きの後にやるなど、何か毎日必ず行う行動とセットにすると習慣化しやすいです。時間がないから後で、早起きができたらやるなど、勉強を実行する条件が変わらないものを選びます。
- 教えようとしない:親が「教える」モードに入ると、不思議とうまくいかなくなることが多いです。このフェーズで一番やってほしいことは”応援”です。もっとやりなさいは絶対にグッと堪えてください。まずやれた時は、そんなにできたんだ!って言ってあげてくださいね。
- 一緒にやる:放っておいていいのは、子どもが自分から取り組んでいるときだけです。特に小さいうちは、親と何かを一緒にやること自体が、子どもにとって最高に楽しい時間です。勉強が楽しいというポジティブな観念を作ってあげましょう。
小学生のうちにやっておくべきたった一つのこと。
それは、勉強を「親子で過ごす楽しい時間」にしておくことです。
それさえできていれば、あとは年齢に応じてやり方を変えていくだけで大丈夫です。
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